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コスタリカ共和国

コスタリカ共和国大使館訪問レポート


6月17日、HuRPは雲が厚い梅雨空の中、西麻布にあるコスタリカ大使館を訪問しました。
私たちはマリオ・フェルナンデス・シルバ大使からとても歓迎していただきました。
大使はまずコスタリカの自然の素晴らしさ(蝶や鳥の種類が多い、海に挟まれ、火山があり、国土の3分の1が自然区域)を語られ、中南米ではじめて死刑制度を廃止したこと、平和を大事にしていて元大統領のアリアス氏はノーベル平和賞を受賞していること、軍隊を廃止しその予算を教育や医療にまわし、識字率は98%に達していること、などをお話しして下さいました。

HuRPからの質問と大使のお答えの概要は次の通りです。
――コスタリカは憲法で常備軍を持たないことを定めていますが、そのことに対して国民の心配はないのでしょうか?

大使 コスタリカの国民は軍事のことよりも地震などの自然災害を心配しています。他国との協力的な関係もあるし、子供の頃からの教育で平和を教えているので軍事面での心配の声はほとんど聞きません。
コスタリカはこれからも軍隊を持つことはありません。この考え方は国連の場でも主張しています。
――コスタリカでは子供の時から学校の教育で平和を教えられていると聞いていますが、具体的にはどのような教育なのでしょうか?

大使 コスタリカでは「自然を大事にする=平和につながる」と考えています。したがって学校の教育では環境保護の問題を重視しています。
余談ですが、時々日本に来る私の孫が日本での私の生活を見て、もっと環境に配慮する生活をすべきだと忠告を受けます。
意見の違いがあったときに喧嘩をするのではなく、時間がかかってでも議論によって合意をつくり出す教育を日常的に行っています。これもコスタリカの特徴です。
――コスタリカはアメリカとも協力関係にあると思いますが、他国との間で紛争状態になった時にアメリカとはどのような関係になるのでしょうか?

大使 アメリカとはお互いに尊敬の念を抱いて付き合っているので協力関係を保っています。コスタリカはアメリカのイラク戦争には反対しましたが、しかしアメリカからは様々なサポートをしてもらっています。中南米の国々には解決すべき様々な課題がありますが、中南米の各国とアメリカが協力しあって対処していかなければなりません。
(文責:HuRP 2008.6.17)
【コスタリカの詳しい地図はコチラ】 Google map
 
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