ジャパコレに参加して
M.F

  「世界平和と人権が、酸素のように地球上に当然に存在し、また地球上すべてを覆いつくすように当然に広がっていくことを願って。
 私たちは、料理を通して、さまざまな文化とふれあっていきたいと思います。
そこで感じたことや発見が、人が本当にお互いを尊重できる世界への鍵になるかもしれません。」 というJAPAKORE(ジャパコレ)の趣旨を読んで、とても素晴らしいなと感じました。

  初回は韓国料理ということで日本に住む韓国人の女性お二人の指導で、ビビンバを作りました。主婦の私は、長年「料理を作る人」でした。同じグループの若い三人の方と協力しあって料理をする過程が中学生時代(?)の調理実習のようで楽しかったです。普段包丁を持った事のない若い男性もかなり上手に野菜を刻んでくれました。ビビンバは、野菜がたっぷり、牛肉、卵も入り栄養バランスが良い料理です。もちろんとても美味しくできました。キムチとワカメスープ付きで、おかわりをした方もいました。

  お腹いっぱいになった後、韓国文化に関するクイズを楽しみました。国旗や生活習慣、年齢の数え方等、お隣の国の事なのに知らない事ばかりです。

  その後、韓国の唄『君は愛されるため生まれた』を教えてもらって一緒に歌いました。素敵な歌詞です。現代は何のために生まれたのかわからず、苦しんでいる人々が多いのではないかと思います。簡潔な詞です。「君は愛されるため生まれた」・・・この詞が皆のものになれば様々な悲惨な事件は激減するのではないかと思いました。

  私にとって最も驚いたのは、韓国の大学で日本文学を専攻されたというチェミンキョンさんの好きな作家は紫式部と清少納言で、源氏物語は原文で読まれたとの事でした。
  もう1つ、韓国では女性は結婚するまで家族と共に生活するとの事でした。私の娘は大学を出たら自活するものと、さっさと家を出てしまいました。
  韓国では、女性の一人暮らしなど考えられず、働いた給料は全て家に入れ、そのお金は結婚資金になるとの事。 日本でも最近では独身女性は家族と住みますが、それはいわゆる「パラサイト」が多いようです。子供は遅かれ早かれ独立します。どちらが良いのかはわかりませんが、家族の在りようや考え方が随分違うと思いました。
 もっと沢山お聞きしたかったのですが、時間がなくなってしまいました。

  お互いの国を知り合い、文化の違いを理解し、尊重しあう事が人権を守り世界平和につながるのではないかと思いました。他の国の方々とも交流できましたら嬉しいです。
 このような機会を与えて下さったハープの会に感謝致します。有り難うございました。